内科、消化器科・循環器科の専門医。ひろさか内科クリニックです。

FMD（血流依存性血管拡張反応）

【自己負担金】
1割負担で200円、3割負担で600円

【所要時間】
約20〜30分

【検査前に必要な準備】
検査時間は20分から30分程度かかりますので、おトイレは済ませておいてください。
上半身は半そでか薄手のシャツ一枚になって頂きます。右腕にカフを巻きます。
超音波で血管の径を測定します。右腕のカフに収縮期圧+50�oＨｇの圧力で5分間駆血します。
5分後圧解放後の血管の径の変化を連続的に測定します。

【検査目的】
動脈硬化は血管内皮機能障害から引き起こされると言われており、ＦＭＤ検査は、
その血管内皮機能を診ることにより、動脈硬化が引き起こす様々な疾患に対する早期発見・早期治療に有用です。

【解説】
ＦＭＤとは「Flow Mediated Dilation」の略で血流依存性血管拡張反応検査と言います。
血液を止めた後に解除されると、血流は増大しますが、その際血管壁にかかるずり応力は増大します。
その刺激により、血管拡張物質である一酸化窒素（NO）が血管内皮より放出され血管は拡張します。
FMD検査は、血液を止める前後でどれくらい血管が拡張するか超音波を用いて計測します。
通常は6.0％以上が正常な反応です。